宇都宮 基師(うつのみや もとし)
昭和14年9月27日、愛媛県八幡浜市生まれ。八幡浜高校から立教大学へ進学。卒業後、南海放送へアナウンサーとして入社。退職後、フリーアナウンサーとしてラジオ生番組や競輪実況中継等を経て、現在『瀬戸風バンク応援隊長』としてCS番組に出演するほか、初心者の女性を対象に分かりやすく競輪を教える『競輪コンシェルジュ』として活躍中。競輪歴○十年!! 
血液型:A型、モットー『楽しく生きる』、趣味『ケイリンの他にゴルフと公園の清掃』

第39回『松山記念競輪「金亀杯」を振り返って』(最終話)

 競輪ファンの皆様こんにちは。

 皆さん元気で競輪を楽しんでいますか?もちろんもっくんは楽しんでいます(笑)桜が咲き始め良い季節になりました。吹く風も少し暖かく薄桃色の桜が目につき、新緑の黄緑もあちこちで見かけます。この時期ならではの恒例行事「お花見」は是非競輪で懐を温かくして仲間と楽しい時を過ごしてほしいと思います。

 今年は全国に先立ち愛媛県の宇和島市で4年ぶりとなる桜の開花が見られました。しかし宇和島市には観測所が無く残念ながら正規の記録とはならないようです。公式な記録ではなくても「日本で一番」はどこか気持ちよく、良い春の予感がします。

松山記念競輪「金亀杯」を振り返って

 先日開催を無事終えた松山競輪開設69周年記念「金亀杯争覇戦」(GⅢ)を振り返ってみたいと思います。

 今年の金亀杯争覇戦にはS級S班 武田豊樹選手(88期・茨城)、平原康多選手(87期・埼玉)、浅井康太選手(90期・三重)、村上博幸選手(86期・京都)4選手が参加し大いに盛り上がりました。

 地元愛媛支部からも9名の選手 梶應弘樹選手(57期)、渡部哲男選手(84期)、橋本強選手(89期)、小川祐司選手(96期)、吉武信太朗選手(107期)、佐々木豪選手(109期)、松本貴治選手(111期)、今野大輔選手(111期)が参戦してスタンドにいるファンを連日沸せてくれました。(2日目からは廣川泰昭選手(90期)も参戦)

 その最後の決勝戦で地元勢がワンツーフィニッシュで幕を閉じたことは瀬戸風バンク応援隊長としてはこの上ない喜びです。トップレーサーが集う記念競輪で地元ワンツーを果たすのはとても難しいんです。69年の歴史を遡っても数回しかありませんし、前回は20年以上前のことだと記憶しています。

  松山記念競輪の成績
氏名 級班 年齢 1日目 2日目 3日目 4日目
渡部 哲男 S1 39歳 1 3
橋本 強 S1 34歳 2 2
佐々木 豪 S1 23歳 1 7 1 3
松本 貴治 S1 25歳 2 1 1
梶應 弘樹 S2 53歳 5 5 6 9
小川 祐司 S2 36歳 1 4 4
吉武 信太郎 S2 25歳 9 1 3 8
今野 大輔 S2 25歳 1 7 2 9
廣川 泰昭 S2 35歳 補充 2 4 2

○数字は準決勝戦、●数字は決勝戦

渡部哲男悲願の記念V5

 優勝した渡部哲男選手はデビュー間もなく「若手の登竜門」と呼ばれるヤンググランプリのタイトルを手にし、地元ファンを中心に全国のファンにも注目されていました。記念競輪でも順調に4度の優勝を果たし、いつ特別競輪のタイトルを手にするのかファンも関係者も期待しています。しかし度重なる怪我や故障に苦しみながらトレーニングを重ね身体を鍛えFⅠ戦や記念競輪で常に優勝を目指す走りを見せ続けてくれています。

 そんな苦しい時期を乗り越えての金亀杯表彰式に見せてくれた涙は見ている人全員がこみ上げるものを感じたと思います。愛媛支部の先輩である伊藤豊明さんと菊池仁志さんはテレビ番組内で解説をされていましたが、カメラに映っていないシーンではもらい泣きしていました。もっくんもレースの熱さを超える心の内側からこみ上げてくる熱さを感じて改めてプロの厳しい世界と競輪の楽しさを同時に感じました。

愛媛支部の時代(中四国ラインの時代)

 今回の金亀杯で優勝した地元勢の先頭に立ってレースを組み立てたのは徳島の太田竜馬選手(109期)です。長らく中四国ラインには果敢に仕掛ける若手選手が少ない時代が続きました。しかしここ数年愛媛支部を筆頭に中四国の若手選手の台頭は目覚ましいものです。若い選手が中堅選手やベテラン選手を刺激して引っ張っていく姿は見ていて頼もしく見えます。競輪ならでは戦法やレースの組み立てを考えて車券戦術を練る地元ファンにとっては益々競輪が楽しいものになります。もっくんもこの先愛媛支部選手の活躍が楽しみで仕方ありません。これからも記念競輪や特別競輪に注目していきたいと思っています。

皆様にご挨拶

 長らくこの「もっくんのよもよもギャンブラー」を読んでいただきありがとうございました。平成31年3月31日をもって瀬戸風バンク応援隊長を引退することになりました。

 松山競輪の様々なイベントに参加するようになってもう20年近くになりますが、番組視聴者の皆様やご来場いただいたファンの皆様との交流はとても楽しい時間でした。

 職務は引退しますが、競輪ファンは引退しませんよ!これからも競輪道を追求していきます。今度とも松山競輪をよろしくお願いいたします。では、さようなら。